ネダレーシングユニオンから、チーム員募集の予告の大切なお知らせです。

2020年のシーズンの各シリーズももうすぐ終わろうとしています。
全日本も最終戦を残すのみとなり、皆さんのリザルトはいかがだったでしょうか。
さて、来年に向けてネダレーシングではチーム員を募集する予定です。

カート活動の後半4年を、ネダレーシングで活動し勉強した岩佐歩夢選手が 鈴鹿レーシングアドバンススクールに合格し、首席で卒業・・・ その後、かつてSRSF卒業生に無かった異例のチャレンジのチャンスを獲得し すぐにフランスF4にHONDAのサポートでフル参戦しました。 前年度までは国内F4のチャレンジでした。
そこで、さらにフランスF4のシリーズチャンピオンをダントツの成績で獲得しました。
カート時代の後半の4年間、他のチームから私のチームに移籍して鈴鹿をメインに
YAMAHA SSに2年、X30を2年チャレンジして、当初から調子が良かった 訳ではなかったのですが
各々2年目で鈴鹿シリーズのチャンピオンを獲得しました。
これは過去の鈴鹿シリーズのリザルトを確認していただければわかることですが・・・。
ヤマハSSでは唯一SECエンジンで2年目にチャンピオンを取りました。
X30でも2年目でチャンピオンを獲得しました。
これは各々1年目と2年目でエンジンの速さは変わっていません。
SECエンジンもX30エンジンも、私がかつて経験してきた「ワンメイクエンジンの使い方」 を追及しレース本番で優位に立てるように使い方を注意してきました。
もちろんエンジン屋として速さを追及し、私の過去のデータの範囲内でOHしていただけです。
そのエンジンの使い方は、事前に指導して、レース時にエンジンの一番優位に使える使い方を 指導して獲得した結果でした。 ワンメイクエンジンでの優位な使い方は、それしか無いからです。
全く同じエンジンで、各々のクラスで1年目はまったく目立つ成績は取っていません。
しかし、「少年よ 焦ってはいけない。成績より走り方だ。」
    「ドライビングスキルが上がれば、結果は後から就いてくる」 
最初は、私の友人から「あの人のエンジンは間違いない」と言われてきたようですが、
期待が外れたようでした・・・笑・・・。
しかし最初の2年で鈴鹿に約7回・・・X30の鈴鹿で約8回・・・ メカニックの指導・・・これは通常は日頃やっているお父さんの指導になります。
走り方とシャシーセットを指導をするために私自身がサーキットに行きました。
それはいつも当たる訳ではないシャシーセットの中で「セットを補うドライビング」と 言った方が良いかもしれません。 それがむしろ四輪に繋がるドライビングであると確信しているからです。
鈴鹿に行くことが決まった後に、「子供たちに速さとはどういうことか」を理解させるには どうすれば良いのかをじっくり考察し、以前にもコラムで書いたように 子供たちにも「速いとはどういうことなのか・・・」を理解できるような順序でのテキスト(教科書)を作成しました。
将来に四輪特にフォーミュラに乗る場合、「カートレースで勝てれば良い」という目標では駄目なので どのようにシャシーの動きを理解させるかが大きなポイントになります。
これは何故かというと、カート全日本選手権の表彰台に乗った選手でも、SRSFに合格するわけでも 無く、ましてフォーミュラでの成功が約束されるわけでもないからです。
フォーミュラはカートの走り方と違うことを子供たちに理解させることに試行錯誤を重ねました。
これについては、このNRU HPの「フォーミュラで成功するには」を参考にその経緯を 参考にしてください。
そのような過程で「レーシングドライバーを育成する為の要素」をテーマとしてから 岩佐歩夢君は私の育成過程の理想の成長をしてきて成功をした選手だと感じています。
目標であるF1に向けては、まだまだ達成しなければならないテーマはあります。
その点では「すぐに結果を求めてはいけない」という課題と、普通のカート選手の目標とするところは 「カートドライバー」ではない、その上が有るということを重視することです。
ランニングコストが低いカート走行で、是非4輪のドライビングのスキルアップに繋がる内容を 身に着け、是非四輪にステップアップして欲しいと思います。

近日中に「チーム員の募集要項」をお知らせいたします。 是非ご期待ください・・・。   

         NRU 代表 根田