「空力の鬼才」ニューウェイ氏がレッドブルに辞表提出 アウディも争奪戦に参戦へ・・・

モータースポーツ記事引用・・・

去就が注目されるF1レッドブルの〝天才マシンデザイナー〟エイドリアン・ニューウェイ最高技術責任者(65)が正式に辞表を提出し、ついにあのチームまで争奪戦に参戦してきそうだ。 「空力の鬼才」との異名を持ち、数々の名マシンを製作してF1界に旋風を巻き起こしてきたニューウェイ氏。レッドブルでも常勝軍団を築いたが、クリスチャン・ホーナー代表のスキャンダルを巡ってチームに内紛が起き、退団を決断したとみられている。  そして英メディア「クラッシュ」は「ニューウェイが辞表を提出」とついに正式にレッドブルへ退団を申し出たと速報。「ニューウェイのレッドブルからの離脱は彼が正式に辞任を提出して、今週末のマイアミ・グランプリ(GP)の前に発表される可能性がある」と近日中に退団が発表されると伝えた。  これでいよいよ大争奪戦が表立ってスタート。すでにフェラーリやアストンマーティンが破格のオファーを準備して、古巣のマクラーレンも獲得に向けて動き出している。そして、今F1界で最もホットとも言えるアウディまで参戦することになりそうだ。  2026年からのF1参戦へ向けて巨大補強を画策しているアウディ。その地元ドイツ誌「アウトモートーウントシュポルト」で、アウディのアンドレアス・ザイデルCEOがニューウェイ氏の獲得について初めて言及した。 「アウディはニューウェイか、あるいは同等に高いキャリアを持つ才能ある人物との雇用を求めることはあるのか」と問われたザイデルCEOは「F1界で、チームに迎えたいと思う名前が1人か2人いるのは明らかだ」と答え、ニューウェイ氏への関心を明らかにした。  そしてザイデルCEOはこう続けた。「ノウハウを提供するだけでなく、その名声によって注目を集められる人物」。F1界で長年カリスマ性を誇ってきたニューウェイ氏は、まさにこの言葉に当てはまる人材だ。  ただ「F1はワンマンショーではない。私たちにとって正しい姿勢と、一緒に何かを達成するという目標を持った強力なチームをまとめることが重要だ」とも指摘。「そのため、重要なポジションを採用する際には、該当するスタッフがこの文化を体現するように努めている」とアウディが求める人材の理想像を強調した。  ニューウェイ氏を獲得すれば、アウディは参戦早期に優勝争いへ加わることも可能。そのため獲得へのモチベーションは最も高そうだ。自動車界の〝巨人〟アウディが、本気でF1制覇を狙っている。