昨年、定年退職してこれまでカートを趣味でやっていたのですが、
エンジンはほとんど毎回私が OHしていました・・・
長い付き合いなのですが、ここ2年くらいでヤマハのレースエンジンがKT100SECのみになったため、
遊びの レースで以前から使っているダイレクトのままレースに出ているようです。
そこのサーキットはSLレギュレーションではないので、ダイレクトとクラッチ付きエンジンが混走で走っているようです。
しかし、EGOH後にエンジンを受け取る際に、毎回少しづつシャシーセットについて詳しく聞くようになり、そのような 経緯が10年くらい続いていますが、半年に一回のピストン交換(OH)で、ほとんど常に表彰台に立っているようです。
普通の場合、現場(サーキット)でレースに向けてシャシーセットを進めていくわけですが、
「カートのシャシーセットの話」 だけで、時間がかかりましたがこんなに速くなった選手(おじさんドライバー)はかつていなかったと思います・・・
ヤマハSECエンジンはクラッチが付いてることで遅くなると思われがちですが、鈴鹿でヤマハSSでチャンピオンをとった 選手は参加選手中2人のSECエンジン使用選手の一人でした・・・(もちろん私がメカニックにセットの指示を出していました) けして遅いわけではなく、エンジンに合わせたシャシーセットに変更することで「逆に速くなる」と感じていました。
今は全員がKTSECなので全員が同じ条件ですが、昔の状況に似た状況です。
鈴鹿でヤマハKTにエントリーして走っている選手の中で、私のサポートしている選手の二人だけでした。
そのうちの一人がその年のチャンピオンになったわけですが、クラッチ付きKTの場合、
シャシーセットがどちらかというと 普通のセットではタイムが出ませんでした。 やはり、ダイレクトエンジンとクラッチ付きエンジンではシャシーセットが同じではタイムが出なくなります。
鈴鹿のレースリザルトを見ていて、そんなことを思い出しました・・・・