ニュース記事引用・・・ スーパーフォーミュラ】
第8戦(決勝・8月10日/スポーツランドSUGO) 日本最高峰のフォーミュラレースは雨により波乱含みの展開に。 相次ぐアクシデントで規定周回数を走り切る前に75分の時間制となったレースで、その一因となる大きなクラッシュにサーキットが騒然となった。 スポーツランドSUGO(宮城県)で行われたスーパーフォーミュラ第8戦は、昨年同様に雨に見舞われ、セーフティカー(SC)が2度も出動する大波乱のレースとなった。 レース中盤、中団で11番手争いをしていた太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が野尻智紀(TEAM MUGEN)をオーバーテイクすると、さらにその後方から来ていた三宅淳詞(ThreeBond Racing)も野尻を猛追。三宅は、今季8戦目で未だノーポイントと苦戦しているものの、第8戦ではフリー走行から調子が良く、入賞も期待されていた。 しかし、20周目、三宅は、バックストレッチで野尻の背後にピッタリと付けオーバーテイクを狙っていたところ、馬の背コーナーで大嶋和也(docomo business ROOKIE)にアウトからオーバーテイクを仕掛けられ、行き場をなくして接触。大嶋は弾き出されるようにコース外へ飛び出し、三宅はフロントウィングが脱落するほどの大ダメージを負ってしまった。三宅は、そのまま走り続けたものの、今度は最終コーナーで曲がりきれず、タイヤバリアまで一直線に直進しクラッシュを喫した。 この様子に思わず実況の菱沼洲斗アナウンサーも「ああ曲がらない」「危なかった」とコメント。視聴者もコメント欄で「こええええ」「刺さってる」「マモノが来たな」と、雨のSUGOの怖さを目の当たりにしたようだった。なお、三宅は自力でマシンを降り、大きな怪我には至らなかった。 レースは荒天のためSC先導で開始し、このクラッシュを含めて2度SCが出動した。当初51周で争われる予定も、その前に規定の75分が経過。48周でトップの岩佐歩夢がチェッカーを受け、荒れた展開のなか、予選1位スタートから自身初優勝を飾った。