角田裕毅、予選12番手「肝心な所でトラブル」もクルマの仕上がりに好感触 同僚フェルスタッペンは6戦ぶりポールポジション【F1第12戦英国GP】

ニュース記事引用・・・ F1第12戦英国GPは5日、シルバーストーンサーキットで予選を行い、レッドブルの角田裕毅が12番手につけた。Q2のアタック序盤にパワーユニット(PU)の出力系統に問題が発生し、0・115秒差でQ3進出を逃したが、クルマ本来の力を引き出せているという。「ターン3まで得られるはずのエネルギーが足りず、コンマ1秒ほどロス。問題が出なければQ3には十分行けた。肝心な所でトラブルが出たのは残念だけど、週末を通して進めているセットアップ変更にはかなり満足している」と久しぶりの前向きなコメント。他選手の降格で11番グリッドから臨む決勝では、長引く不振を脱却すべく5戦ぶりの入賞を狙う。  同僚のマックス・フェルスタッペンが5月の第6戦マイアミGP以来、6戦ぶりとなる今季4回目(通算44回)のポールポジションを奪取。ずっと悩んできたクルマの空力バランスをようやく整えられようだ。「ここ数戦は難しい週末が続き、アンダーステア(曲がりにくい状況)とオーバーステア(曲がり過ぎる状況)に格闘してきたが、きょうのパフォーマンスには満足しているよ。アップグレード(進化版部品)のポテンシャルを引き出せ、チームにとっても大きな励みなるはずだ」と上機嫌。ここ数戦は予選の失速が引き金になり、決勝でも大苦戦が続いたが、5戦ぶりに表彰台の真ん中を取りにいく覚悟だ。  チームのクリスチャン・ホーナー代表は、地道に続けてきたクルマの空力にかかわる微調整が結果をもたらしたことに大喜び。「マックスは素晴らしいパフォーマンス。ユウキは運悪くトラブルに見舞われたが、何かを見出したよう。決勝は楽しみなことが山ほどある」と期待を膨らませた。  予選2、3番手がマクラーレンのオスカー・ピアストリ、ランド・ノリス。メルセデスのジョージ・ラッセル、フェラーリのルイス・ハミルトンが4&5番手で続き、英国人ドライバーが母国GPで3~5番手を占めた。