FIA F2初優勝のゼイン・マロニー「フィーチャーレースも確実に勝つことが目標だよ」/FIA F2第1戦レース1会見

昨シーズン F2シリーズ10位のマロニーが2024の最初のレースで素晴らしい・・・

予選を3番手で終えたゼイン・マロニー(ロダン・モータースポーツ/ザウバー育成)は3月1日に行われた2024年FIA F2第1戦サクヒールのスプリントレース(決勝レース1)を8番手からスタートした。走り出しから抜群の蹴り出しを見せ、8周目にトップに浮上すると、そのままFIA F2自身初優勝を飾った。 「素晴らしいレースだった。もちろん、素晴らしいスタートから始まり、最初の2周も良かったね。常にマシンを正しいポジションにあったことがよかった」と、マロニーはレース後の会見振り返る。 「トップに浮上してからは落ち着くことができ、タイヤを少しセーブすることができた。タイヤをセーブしつつも前のクルマとの間合いを縮めることができたから、まずはとにかく頑張ってトップに立ち、そのあとタイヤのことを考えることにしたんだ。その作戦はとてもうまくいったね。これもチームが素晴らしいマシンを用意してくれたからだ」 3周目にDRS使用可能となると、マロニーは3周目のターン12でエンツォ・フィッティパルディ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)を攻略し4番手に浮上した。 「ターン11にイン側から入ったんだ。それはあまり狙ったわけではなかったけど、フィッティパルディと出口で並ぶことができた。エンツォは僕もとてもリスペクトしているドライバーだし、彼がハードなレーサーであることは知っていたから、彼が僕をコース外に押し出すようなことはしないと思って(ターン12でアウト側からのオーバーテイクに)チャレンジしたんだ。ギリギリのところだったけど、素晴らしかったよね」とマロニーは振り返る。 「スプリントレースは勝てるとは思っていなかった。でも、フィーチャーレース(決勝レース2)は勝つつもりだよ。今日のデータも見て、僕たちに何ができるか、毎日は違うから、明日に向けてもさらに改善する必要がある。確実に勝つためには3番手スタートから、またいいスタートを切って、今日のようにレースに臨みたい。明日は確実に勝つ、それが僕の目標だよ」  2024年FIA F2第1戦サクヒールのフィーチャーレース(決勝レース2)は日本時間3月2日の19時30分から、タイヤ交換義務を有する周回数32周、もしくは60分+1周で争われる。ポールシッターは、2023年のFIA F3王者ガブリエル・ボルトレート(インビクタ・レーシング/マクラーレン育成)、フロントロウからアイザック・ハジャル(カンポス・レーシング/レッドブル育成)がスタートする。 連勝狙うマロニーは3番グリッドから、そして初入賞を目指す宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ/TGR WECチャレンジプログラム)は5番手から週末最後のレースに挑む。スプリントレースでは好レースペースを刻んでいたロダン・モータースポーツの2台は、距離の長いフィーチャーレースでどのような戦いを繰り広げるだろうか。