おもしろい記事発見・・・2026年以降のF1エンジンについて・・・

次世代F1パワーユニット(PU)からMGU-H(熱エネルギー回生システム)を廃止し、 よりシンプルで低コストなシステムにすることで、FIA、F1、パワーユニットマニュファクチャラーが 合意する見通しが立ったとドイツメディアが伝えた。これはアウディとポルシェがF1に参戦することを意味するという。  新パワーユニットに関するレギュレーションを決めるため、F1関係者は長期間にわたり協議を続けている。 フォルクスワーゲングループはF1参入に関心を持っており、アウディとポルシェがこの会合に参加している。  第14戦イタリアGPの週末に関係者がパワーユニットに関する会合を行った。 その時点ではまだいくつか問題点が残っていたといわれるが、『Auto Motor und Sport』の最近の報道では、 次戦トルコGPまでに、2026年に導入する予定のパワーユニットの大まかなコンセプトについて 合意がなされるとF1側は確信しているという。  既存マニュファクチャラーであるフェラーリ、メルセデス、ルノーと2022年からホンダのパワーユニット を引き継いで活動するレッドブル・パワートレインズは、新たなマニュファクチャラーがF1に参入し、 長期的に活動することを条件に、MGU-Hの廃止に合意するという。 つまり、この変更が決定した場合、ポルシェとアウディがF1に参戦することになると、 『Auto Motor und Sport』は伝えている。  現状では、パワーユニットの複雑さとコストにより、新マニュファクチャラーが参入することは困難だ。 次世代パワーユニットは、多数の共通パーツが取り入れられたV6ターボであり、 コストが大幅に削減される見込みであり、新たにサステナブルな燃料が導入される。 性能低下が予想されるため、MGU-K(運動エネルギー回生システム)は最高出力が現在の120kWから350kWに引き上げられるという。