アルファタウリF1、レッドブル拠点近くへの”引っ越し”が不可欠と計画説明・・・

ニュース記事引用・・・

「ビスターの施設は賃貸契約も切れるし……」  2023年シーズンまでスクーデリア・アルファタウリとしてF1に参戦してきたイタリア・ファエンツァを拠点としているチームは、 2024年シーズン以降に向けて、名称だけでなく開発体制も変更していく。  事業拡大の一環として、チームはイギリス・ビスターに構えていた空力部門を、 姉妹チームであるレッドブル・レーシングのファクトリーがあるミルトンキーンズへと移転する。 チームでCEOを務めるピーター・バイエルは、この新拠点について、チームが成功するカギを握っていると語った。  ミルトンキーンズ・パフォーマンス・センターと呼ばれる新しい施設には、車両ダイナミクスのスタッフも配属される他、 以前の施設よりも大規模かつ設備も拡充される予定となっている。  またインフラ面だけでなく、ミルトンキーンズへ施設を移転させることで、競争の激しいイギリスのエンジニア市場から 優秀な人材を獲得する上でも役立つとバイエルCEOは考えている。 「ミルトンキーンズ・パフォーマンス・センターが必要なのは、ビスターの施設が手狭になりつつあるからだ」  バイエルCEOはmotorsport.comにそう語った。 「駐車スペースもないし、食堂もない」 「我々は魅力的な雇用主でなければならない。それはまず、チームの存在から始まるが、 みんなが将来のキャリアを考える上でのチャンスや設備がなくてはならない。だから、施設が非常に重要なのだ」 「また、ビスターの賃貸契約が切れるので、いずれにせよ引っ越しをしなければならなかった。 レッドブル・レーシングとそのキャンパスに近いことで、風洞作業やシミュレータ作業がしやすくなる。 エンジニア全員にとって、仕事が楽になるだろう」  またバイエルCEOは、イギリス出身のエンジニアをチームの本拠地があるイタリアへ移住させることは難しいと認めた。 「人を移動させるという点では、我々の空力担当とデザイナーはイギリスにいて、モデル作業部門もイギリスにある」 「ただ我々は現在、非常に熱心なリクルート活動を行なっていて、イギリスの優秀な人材にイギリスでの職場を提供することになった。 ファエンツァは美しい土地だが、彼らにとっては問題なのだ。そう言いたくはないけどね!」