岩佐歩夢(ダムス)選手もF2で頑張っていますね。
山本氏:岩佐とは、たまに電話で話をしているけど、実際に会って話をして、とても成長しているのがわかって良かった。 安心しました。
──本人は今年がF2の最後の1年と言っていますが? 山本氏:そうだと思います。
レッドブルはF2で3年目はやらせないですから。
──そうなると、選択肢はF1にステップアップするか? 日本でレースをするか?
どこかのチームのリザーブになるか? の3つぐらいしかないと思います。
山本氏:(リアム・)ローソンを見ていても、その3つしかないでしょうね。
──F1にステップアップするための条件は?
山本氏:もちろん、チャンピオンを最後まで諦めずに狙ってほしいんですが、たとえチャンピオンを獲れなくても、 ランキングで角田を上回ればチャンスはあると思います。
──つまり、F2で今年2位以上を取れと? 山本氏:3位じゃダメ。(角田を上回る)2位以上です。 そのことをベルギーGPで岩佐と話をしていたら、「大丈夫です。まだまだ(チャンピオンは)射程圏内ですから。 むしろいま一番調子がいいのはランキング5位のビクトール・マルタンス。 ARTがなにか予選でいいセットアップを見つけたようだ」と言ってくれました。 それを聞いて、頼もしいなと安心していました。