岩佐歩夢、初のスーパーフォーミュラテストで3日間総合4番手タイムを記録・・・

マイクロソフト、ニュース記事引用・・・

「F1に向け、すごく良いステップアップになると思う」と改めて実感  スーパーフォーミュラの合同テスト兼ルーキードライバーテストが全セッション終了。 2024年からスーパーフォーミュラに活躍の場を移すことになった岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は、 「得たモノと見えてきたモノがすごく大きい」と今回のテストを振り返った。  2023年はFIA F2でランキング4位となり、スーパーライセンス発給条件を満たすこととなった岩佐。 シーズン終了後にはアブダビで行なわれたF1ポストシーズンテストで初めてF1マシン(アルファタウリAT04)を走らせ、 その後は日本に帰国し、来季からフル参戦することになったスーパーフォーミュラのテストに参加した。 岩佐はこの3日間で、2日目午後にはクラッシュもあったものの、合計170周を走行。最終日午前に叩き出したベストタイム1分36秒387は、 3日間総合4番手となる堂々たるものだった。  岩佐は3日間の走行を終え、非常にポジティブなテストになったと振り返った。 「正直、得たモノと見えてきたモノはすごく大きいので、そのあたりがポジティブだと思います」  そう岩佐は語った。 「特にクルマの面でポジティブなことが大きかったです。というのも、今回から新しいダンパーでのテストが始まっていますが、 これはチームにとっても新しいことです。 新入りの僕が、そのテストの役に立てるのかなという心配はあったんですが、想像以上にデータも取れました」 「僕としても、エンジニアとコミュニケーションを取っていく中で、こういう方向が良いんじゃないかという方向性が見えてきました。 そのあたりも、かなり心強いです」  岩佐にとっては、今回のテストがスーパーフォーミュラのSF23を初めて本格的に走らせる機会となった。 しかし、想像していたイメージ通りだったと明かす。 「自分がイメージしていたのと近い部分はあったので、そこに関してはあんまり手こずることはありませんでした。 でも、テストを進めていく中でさらにやってみたいことや、チームとやらなければいけないことは増えています。 でも、それについては、次のテストに向けてポジティブだと思います」 「(スーパーフォーミュラのイメージを掴めたのは)シミュレータをやったのも大きかったですが、F2に参戦している時から、 スーパーフォーミュラはSFgoを活用して追いかけていました。ですから、イメージしていたモノとかなり近かったと思います」  なお岩佐が言うように、スーパーフォーミュラは今回のテストから、全チームが共通のダンパーを使うことが義務付けられた。 2023年シーズンにチャンピオンチームとなったTEAM MUGENは、これまで使っていたモノとは仕様もメーカーも異なるため、 大きな影響を受けるのではないかとも言われていた。  しかし岩佐曰く、TEAM MUGENには2024年もトップを争えるだけのポテンシャルがあるように感じるという。 「正直、今もトップのポテンシャルがあると思います。僕は昨日クラッシュしてアタックできませんでしたが、 野尻(智紀)さんのアタックを見ても、今日の僕のタイムを見ても悪くありません」 「全体的に見ても(高い)ポテンシャルがあると思います」  将来的にF1を目指している岩佐。以前のインタビューでは、スーパーフォーミュラはF1を目指す上で 「大きな意味を持つステップアップ」だと語っていたが、スーパーフォーミュラでの初テストを終え、その想いをさらに強くしているようだ。 「スーパーフォーミュラは、前評判通りF1とF2のど真ん中というか、高速コーナーにいけばいくほどF1に近いですし、 逆に低速に行くとF2に近いというか……F1とF2が入り混じったようなマシンになっていると感じました」  そう岩佐は言う。 「(F2と比べて)簡単になる部分もあれば、難しいところもある……乗っていて楽しいですし、自分としてやりがいのあるマシンだと思います」