【F1】アストンマーティンで〝内紛〟 ニューウェイ代表がホンダ批判を展開「初心者ばかりだ」

モータースポーツ記事引用・・・

F1の今季開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)でフリー走行1回目(FP1)と同2回目(FP2)が6日に行われ、ホンダが本格復帰したアストンマーティンがトラブル続きの大失態。混迷を極めるチームは、エイドリアン・ニューウェイ代表が会見で公然とホンダ批判を展開し、いきなり〝内紛〟が勃発した。 アストンマーティンはプレシーズンテストでパワーユニット(PU)にトラブル続きで懸念が高まっていたが、開幕戦は初日から最悪の展開。FP1でランス・ストロールは周回を重ねられずピットへ逆戻りすると、レジェンドのフェルナンド・アロンソに至ってはコース上に出ることさえできなかった。FP2は両車ともなんとか周回を重ねたが、タイムは他車から大きく引き離され、2台は出走した車の中で最下位とブービーという大失態だ。 さらにバッテリーが不足している状況まで明らかになり、8日の決勝を棄権する可能性も浮上。いきなり迷走する中、ついにはニューウェイ代表が禁断のホンダ批判まで行った。 英スポーツ専門放送局「スカイ」は、この日の結果を受けて行われた会見を速報。そこでニューウェイ代表は「少し歴史的背景を説明することが重要だ」と切り出して、こうまくしたてた。 「ホンダは2021年末に撤退した。そして22年末に競技に再参入したので、およそ1年と少し競技から遠ざかっていた。再結成した当初のグループの多くは、解散したり、ソーラーパネルの開発などに携わったりしていた。再結成したグループはF1初心者ばかりで、以前の経験を持っていなかったんだ」 さらに続ける。「加えて、彼らが23年に復帰した時、エンジンの予算上限が導入された最初の年だったので、ライバルたちは全員、既存のチームを継続させ、予算上限なしで、21年と22年を通して開発を続けていた。彼らは、おそらく元のチームの30%程度しかいない状態で復帰し、しかも予算上限の時代に入った。つまり、彼らは非常に劣勢なスタートを切り、残念ながら巻き返すのに苦労しているのだ」 すると、23年5月にホンダと契約を結んだ際に、アストンマーティンは経験不足のレベルを認識していたかとの質問が報道陣から出た。ニューウェイ代表は昨春にレッドブルからアストンマーティンに移籍した立場だが、自身が把握している情報を踏まえてこう説明した。「いや、認識していなかった。我々が実際にそれに気づいたのは、昨年の11月頃、ローレンス(ストロール)、アンディ・コーウェル、そして私自身が東京へ行き、当初の目標パワーを達成できないだろうというウワサが流れ始めた時が初めてだった。その結果、再開時に元の従業員の多くが戻っていなかったという事実が明らかになった」。ホンダがF1に臨める体制を整えられなかったと、内部情報をぶちまけながら糾弾したのだ。 最後には、現在直面しているバッテリー問題から決勝の棄権危機について問われると「我々は大丈夫だ。問題はホンダに在庫があるかどうかだ」と投げやりに語った。 本格復帰初戦となるホンダとアストンマーティンの間でいきなり勃発した内紛。果たして無事に決勝でレースはできるのか…。