レッドブル・フォードのPUはベンチマーク?メルセデス代表の警戒レベル上昇中

メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、新規参入のパワーユニット(PU)マニュファクチャラーであるレッドブル・フォードが、バーレーンでのテスト初日に最高のエンジンを披露したと確信している。  ホンダがF1からの撤退を決定した後、レッドブルは自社製PU製造を開始するという決定を推し進め、フォードをワークスパートナーにレッドブル・フォード・パワートレインズ(RBPT)を立ち上げた。  レッドブルはメルセデスを含む他のPUマニュファクチャラーから多数のスタッフを引き抜いたが、当初の予想では、2026年シーズン開幕当初からレッドブルは苦戦を強いられると見られていた。  しかし、レッドブルの故ディートリッヒ・マテシッツ会長にちなんで名付けられたRBPT最初のPUであるDM01は、バルセロナのシェイクダウンですぐに信頼できる結果を示して内外を驚かせ、有望なパフォーマンスの兆候を示した。  シーズン前の優勝候補として注目されていたメルセデスだが、ウルフ代表はレッドブルがバーレーンテスト初日の朝、極めて重要な電気エネルギーのディプロイメント(展開)からパフォーマンスを引き出すための新たなステップを見つけたと主張した。 「まあ、もっと悪い結果を期待していたよ。彼らは本当に良い仕事をしたからね」  テスト初日午前のセッションでレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立った後、ウルフはそうレッドブルについて語った。 「マシンとPUは今のところベンチマークと言えるだろう。そしてもちろん、マックスがマシンに乗っている。その組み合わせは強力だ」  レーシングブルズのマシンにも搭載されているレッドブルのPUがベンチマークだと感じる理由を問われると、ウルフはこう答えた。 「今日のエネルギー配分を見てほしい。彼らはストレートで、他のどのマシンよりもはるかに多くのエネルギーを展開することができる」 「連続ラップにおいて、そうなんだ。1周に関しては以前にも見られたことだが、今回は10周連続ストレートで同じようなディプロイメントを実現している。常に条件付きだとはいえ、公式テスト初日において彼らはベンチマークを打ち立てたと言えるだろう」  ウルフの意外な告白は、メルセデスPUの圧縮比トリックをめぐる騒動が続く中でなされた。ライバルたちは開幕戦オーストラリアGPの前に依然としてルール変更を強行しようとしており、メルセデスとそのカスタマーチームが不利な立場に立たされる可能性がある。  しかしウルフは、自社のPUを巡る”誇大広告”は行き過ぎだと主張している。 「メルセデスPU搭載チームのパフォーマンスに、皆が少し興奮しすぎていたと思う」 「他ブランドの仲間たちは少し熱くなりすぎていると思う。それは恥ずかしいことかもしれない。私は全くそう思わないがね」