物理学も数学も知らない子供たちに、「速いとはどういうことか・・・」を理解させる難しさ・・・ シャシーセットに対する考え方・・・レース時の考え方・・・

「速い」とは「サーキットを1周走った際のタイムが少ないこと」であり、
「ストレートの最高速」のことではない・・・

又、予選でも決勝でも「レースが一旦スタートすれば、ある時点でのトップ走行ドライバーのカート」のことではなく 各ヒート、特に決勝でトップでゴールラインを通過することである・・・
これは私のレースに対する考え方であり、決勝で結果を残すことの大切さを考えることである、という考え方である。 それはなぜか?・・・・
どのようなレースでも予選から決勝まで路面は変化する。
その変化に対して微妙にシャシーセットを変更することによって、
路面変化に対してさらなるタイムアップを期待する。 このような考え方で、レースのヒートごとに微妙にシャシーセットの変更を行い、さらなる上位の結果を求める・・・
レース当日の各ヒートでの考え方が、私のレース当日のやり方である。
たとえそれが「位置の変更」ではなくボルトあるいはナットの締め付けトルクの微妙な変更で「セットの変更」と することもある。
このようなレースに対するアプローチを繰り返すことで、ドライバーから「このように動くようにして欲しい」 という意見が出るようになる。
ドライバーが年少者でも、そのような経験を繰り返すことで「ドライバーとしての大切な要素」が発達するのである。 そのシャシーセットの変更が速いか遅いかを経験していくことは、「ドライバーとしての才能」を鍛えることに 繋がり、ドライバーの成長が早くなる。 以上の内容を十分考慮し、レースに対する考え方の「基礎」に従ってレース成績の向上に励んでほしい・・・